october sky

最近までのあらすじは・・・・

 炭鉱町で育ったホーマーはソ連の打ち上げた人工衛星スプートニク」を見てからロケット作りに魅せられる。けれど炭鉱一筋で生きてきた父親には理解してもらえない。

ホーマーと友人たちはロケットを作っては打ち上げるが、失敗も多々。そんな折、炭鉱は時代の流れの中、存続が厳しくなっていく。父は反対しながらもそれとなくホーマーに協力する。町の人々の中にも協力者が現れてくる.高価な材料調達のため線路ののレールをはずしたりのホーマー達。ところが廃線のはずの線路に機関車の近づく音が・・・あわや!

[トピックス]

 この映画のもとになった、「ロケット・ボーイズ」という本を先日図書館で見かけたので早速借りて読んでみました。少年むけに書かれたものでしたがとても面白かったです。兄はフットボールの花形、自分と同じ炭鉱夫として

生きてほしい父、炭鉱の町で生きる人々・・映画にはないエピソードもあり、上下巻長いと思わず読めました。

作者のホーマー・ヒッカム・ジュニアは炭鉱で働くかフットボール奨学金を得るか(こちらはかなり高いハードル)の選択肢しかないこの町を離れNASAのエンジニアになります。 

エネルギーが石炭からほかのものへと変わっていったこの時代は日本でも夕張など過疎の町ができる原因になりました。閉塞感のなか夢をもって生きることの大切さがこの小説に込められていると思います。作者のヒッカムは日本人宇宙飛行士の土井氏とも親交があり多くの宇宙開発に関わる人たちの力になっているそうです