アジアの人とのコミュニケーション

7月に通ったフランス、ルーアンの語学学校には様々な国からフランス語を習いに来ていました。
初対面で話す時、明らかに西洋人の外見であれば「hellow!]といって英語で話しかけると思いますが、東洋人の外見の時はつい「あのー、日本の方ですか?」と確認したくなるわけです。この学校では東洋の方もたくさんいましたが日本人が特別多いというわけでもなかったので、例えば「タイランドです」とか言われた場合一瞬戸惑ってしまったりしました。話しかける前にどこの国の人かなあ、と見定めるのですが、幸か不幸かアジア人はけっこう似通っています。
(もちろんフランス語で会話できればいいですがまだまだ不自由ですので、お互いに)実際タイ、ベトナムインドネシア、韓国、日本等様々な国から勉強に来ていました。バンジャマンというベトナムの中学生は西洋の人からはベンジャミンと英語読みで呼ばれながら、インドネシアの若い男性は自国でフランス料理レストランを開きたいからという動機で、韓国の女の子は日本のカルチャーがとても好きで独学で日本語をマスターしていました。このような環境での英語の位置を考えた時にまずは共通語としての英語の重要性と、できるだけ他国の言語にも理解を持つという視点も加えたいと思いました。西洋の国にきてアジア人としての自覚に少し目覚めたわけなのでした。