「ペイパーバックを読む」

AOTO FAC

O'Neill と Morrisonは二人だけで工場の最下部へ降りていく。
金属の床を切り取った。(They began frantically cutting through the warped metal flooring)
その下に見えたのは活発な工場の活動だった。だが一瞬のうちに
彼らの空けた穴は溶接で塞がれてしまう。
工場が作っているもの、それは小さな球体(pellet)に収められた
精巧なミニチュアの工場だった。
小さな、小さな部品が確実に作動していた。彼らはそれをノズルからいたるところに打ち上げていた。
これでは、また振り出しに逆戻りである。auto fac のnetworkは宇宙までもくまなく広がるのだろう。
★★★★★☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆

[words& phrases]
intrusion(侵入)   ooze(にじみ出る、流れ出す)
weld (溶接すること) velocity(speedと違い方向性を持った速さ)
trajectory(軌跡)   torrent(ほとばしる、連発する、奔流)

took no note(気にとめない)
次の文は語順に注意・・・です。
 Plastered against the towering wall of rock was crumpled pellet.(プロの日本語訳は、そびえ立つ岩壁に向かって、一つの小球が砕けた)
日本語訳が上手にまとまりません。文に忠実で日本語としても無理のない訳をどなたか考えてください。
 
とうとうautofacを読みきることができました。
最初はかなり、わからなくてもこの作者の文体や作品に慣れる、今回はウォーミングアップで、次回からはもっとわかる部分が出てきそうに思います。
 もともとは人間がプログラミングしたに違いない、その機械に翻弄される未来の恐ろしさがこの作家の作品には随所現れているようです