「ペイパーバックを読む] SERVICE CALL
(いよいよ山場です。難しいけど全体の鍵を握るだいじなところなので、日本語訳の助けを借りつつ復習いたします)
修理人の説明によって少しずつ[swibble]の正体が明かされる。
61年と75年の大戦の間両陣営を行き来していた難民が、どちらの側についているのか、識別するため、
最初のAーdriven(A駆動)のswibbleが発明されたが、最終的には「swibbleを受け入れるか」「受け入れないか」の二つを選別されるだけとなった。
そこにはもはや対立する、ideologyはなく、反対するものはすべてswibbleに狩り出され餌食になってしまう・・・・swibbleさえ所持していれば道を踏み外すことはないのだと、修理人は胸を張って言う。
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[words& expression]
「I suppose it looked like a lot at the time」(その当時は大変なものに見えたでしょう)
「That didn't count」(ものの数ではない 子供が好く使うのはずるした時など「あ、それノーカウントだからね)
complacently...満足げに
lay circles...専門外の人たち
crude 、crudities....粗雑な
absurd....おかしなこと
pulverizing....粉々にする
whatsoever....なんであれ、の強調
astray.....道を踏み外す
イデオロギーがCommunism (共産主義)であれFree enterprise (自由企業体制)であれ、Socialism(社会主義)であれ Facism (ファシズム)であれ、Slavery(奴隷制)であれ関係ないのだ、重要なのはSWIBBLEを受け入れること、という恐ろしい展開になりました。
この小説と関連してマイケルが興味深い小説、映画をあげてくれました。
★ひとつはロシア出身のアメリカ人作家Asimof(アイザック・アシモフ)が書いた、「positronic man」でこの小説は映画(「アンドリュー」ロビンウイリアムズ主演)になりました。
アシモフさん
★もうひとつは英国の作家George Orwellの作品です。
代表作「動物農場」飲んだくれの農場主を追い出して理想的な共和国を築こうとした動物たちであったが、指導者の豚が独裁者と化す・・・
★あとひとつは映画で「Body snatchers」エイリアンによる地球のっとりという映画「お前ら、我々の仲間になって苦しみから解放されろ」というエイリアンの言葉が象徴的
このようなmind controlやcounterpersonsに対する虐待のような小説や映画は常に想像力と恐怖をかきたてるSFの主題ですね。
AMERICA人は特にIndividualということに価値を置くので失うことは大変な恐怖を伴うとの解説でした。日本人だっていやです・・・が「赤信号みんなで渡れば怖くない」の国でもありますからして・・・・??
いっこうに実物はイメージされないけど、残りのページが少なくなりました。結末、どうなるの!?